市貝町議会 > 2021-08-02 >
09月02日-01号

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  1. 市貝町議会 2021-08-02
    09月02日-01号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    令和 3年  9月 定例会(第5回)市貝町告示第67号 令和3年第5回市貝町議会定例会を次のとおり招集する。   令和3年8月2日                             市貝町長  入野正明                記1. 期日    令和3年9月2日(木)2. 場所    市貝町役場            ◯応招・不応招議員応招議員(12名)   1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員   3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員   6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員   8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員  10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員  12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員不応招議員(なし)       令和3年第5回市貝町議会定例会(第1号)              令和3年9月2日(木曜日)午前10時開会出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   副町長       永山廣美  教育長       小森祥一   総務課長      永山良一  企画振興課長    金田道宙   町民くらし課長   軽部 修  健康福祉課長    國井美由紀  建設課長      渡邉隆憲  こども未来課長   滝田弘行-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開会及び開議宣告  午前10時00分            議事日程(第1号)第1 諸般の報告第2 行政報告第3 会議録署名議員の指名第4 会期の決定第5 一般質問(4名)    6番 園部弘子    1 ワクチン接種進捗状況と取り組みについて    2 ショッピングセンター周辺の道路について    2番 石井 豊    1 大型商業施設周辺の町道と県道の整備について    2 コロナ禍における就学援助制度等について    3 インフラ整備と未登記処理について    5番 豊田 功    1 中学校の校舎改築について    2 体育館の西側土手の補強について    9番 小沢岩夫    1 建設残土について    2 通学路の安全対策について    3 観光オンラインショップについて    4 コロナ感染対策について----------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(山川英男)  会議が始まります前に一言ご挨拶申し上げたいと思います。 今は栃木県内ではコロナ感染対策に対して緊急事態宣言がされております。そんな中において、当本町の本議会及び決算審査が行われますこと、本当に関係機関の皆様、執行部の皆様には大変感謝申し上げます。 また、傍聴者の皆様にも、十分感染に注意されて傍聴いただくことをお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(山川英男)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、令和3年第5回市貝町議会定例会は成立いたしました。 直ちに開会いたします。 これから本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(山川英男)  日程第1、「諸般の報告」を行います。 まず、町長から、報告第3号「決算に関する附属書類」が提出されており、配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、8月12日付をもって市貝町教育委員会教育長から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定に基づき、「令和2年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書」が提出されており、配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、議会に提出されました陳情等についてご報告いたします。 6月21日付をもって、宇都宮市兵庫塚3-10-30、原水爆禁止国民平和大行進栃木県実行委員会委員長、天谷静雄氏から、「2021年原水爆禁止国民平和大行進の諸行動へのご協力のお願い」についてが提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。 また、沖縄県那覇市おもろまち4丁目17番11号、「新しい提案」実行委員会責任者安里長従氏及び東京都新宿区四谷2丁目8番地、全国青年司法書士協議会会長阿部健太郎氏から、「辺野古新基地建設の中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について国民的議論を行い、憲法に基づき公正かつ民主的に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情」についてが提出され、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、明日9月3日は決算審査報告のため、水沼代表監査委員の出席を求めておりますので、ご了承願います。 諸般の報告の追加案件が1つございます。 昨日9月1日に、芳賀地区広域行政事務組合において、和久和夫議員組合功労者として栄えある表彰を受けましたので、これまでの功績に敬意を表し、ここにご報告申し上げます。 以上で諸般の報告を終わります。-----------------------------------行政報告 ○議長(山川英男)  日程第2、「行政報告」を行います。 令和3年8月17日付をもって、町長から行政報告書が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(山川英男)  日程第3、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、2番、石井豊議員、3番、関澤正一議員を指名いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(山川英男)  日程第4、「会期の決定」についてを議題といたします。 このことについては、去る8月18日に議会運営委員会を開催し協議をいたしておりますので、その結果について委員長から報告を求め、その後に決定したいと思います。 議会運営委員長川堀哲男議員。登壇。          (議会運営委員長 川堀哲男 登壇) ◆議会運営委員長川堀哲男)  去る8月18日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果についてご報告いたします。 今期定例会の会期、日程等について申し上げます。 会期は、本日9月2日から13日までの12日間といたします。 審議される案件は、町長より提出された議案6件、認定7件、報告2件の計15件であります。また、議員発議1件であります。 一般質問については、通告を8月17日の正午で締切り、質問者は5名であり、質問件数は14件となりました。 次に、日程の概要を申し上げます。 本日9月2日は、諸般の報告、行政報告会議録署名議員の指名、会期の決定の後、通告者4名の一般質問を行います。 2日目の9月3日は、通告者1名の一般質問を行い、認定第1号「令和2年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」から、認定第7号「令和2年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」までを一括議題とし、町長の説明を行います。その後、質疑を省略し、直ちに決算審査特別委員会設置の議決を行い、委員会に付託する予定であります。 次に、報告第4号の後、議案第37号から第42号までの審議、採決を行い、散会する予定であります。 9月6日から9日までの4日間は、決算審査特別委員会を開催し、付託された各会計決算の審議を行います。 最終日となる9月13日は、認定第1号から第7号までの、令和2年度の一般会計・各特別会計歳入歳出決算認定についての決算審査特別委員長による審査報告の後、討論、採決を行う予定です。 次に、発議第2号の審議、採決を行います。 最後に、総務民生及び文教経済の各常任委員会議会運営委員会議会広報編集調査特別委員会からの閉会中の継続調査の申出がありますので、本件を議決して閉会とする予定であります。 以上のとおり、議会運営委員会で決定をしましたので、議員各位のご賛同とご協力をお願い申し上げまして、報告といたします。 ○議長(山川英男)  お諮りいたします。今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員長からの報告のとおり本日9月2日から9月13日までの12日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、今期定例会の会期は、本日9月2日から9月13日までの12日間と決定いたしました。 ここで、申し遅れましたが、今日、まあ、温度は低いんですけれども、上着の着用はクールビズをしておりますので自由に取り扱っていただきたいと思います。申し遅れてすみませんでした。-----------------------------------一般質問 ○議長(山川英男)  日程第5、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。-----------------------------------園部弘子 ○議長(山川英男)  6番、園部弘子議員。登壇。          (6番 園部弘子 登壇) ◆6番(園部弘子)  6番、園部弘子です。皆さん、おはようございます。 お忙しい中、また、お足元の悪い中を議場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。まだまだコロナ収束が見通せない中、感染された方々にお見舞いを申し上げます。 では、ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日通告してありました議題に基づき一般質問させていただきます。 まず1つ目の議題は、ワクチン接種進捗状況と取組についてで、5点ほどお伺いいたします。3月議会で、ワクチン接種についてを質問しましたので、検証を兼ねた質問です。 連日、新聞の1面に「県内感染過去最多」という見出しが出て、とうとう去年4月、今年1月に続き、3度目の緊急事態宣言が発令され、8月20日から9月12日の期間で実施されることが決定されました。新型コロナウイルス感染症対策は、3密の回避や換気、マスクの着用などのほかに、何といいましても発症や重症化予防の効果が認められており、2回接種することで予防効果は95%と言われているのがワクチン接種です。 8月11日の下野新聞に「国内での総接種回数が1億回を突破した」と発表されました。全国の自治体で優先接種を進めてきた65歳以上の高齢者は、この時点で87.6%が少なくとも1回目を済ませ、2回目を終えた人は81.6%に上っています。 また、8月4日の新聞には、8月1日時点の県内の65歳以上のワクチン接種状況が記載されていましたが、市貝町は、65歳以上の1回接種率は90.68%、2回接種率は88.21%で、25市町で3位となっています。 さらに、8月31日の下野新聞には、県内市町の全世代ワクチン接種状況として25市町のデータが記載されていましたが、市貝町は、1回接種率は53.89%で県内2位、2回目接種率は43.48%で県内3位となっています。 そこで、65歳以上、50代、40代、30代、20代、10代と大まかで結構ですので、年齢別に1回接種した人、2回接種完了した人の接種率と現在の進捗状況について伺います。 2点目は、思い起こすとワクチン接種開始前は、副反応について様々なうわさが流れ懸念する方がいました。ワクチン接種の影響は個人差があるということですが、ワクチンは我々の体が備えている免疫反応を利用した医療介入であるため、そこには諸刃の剣といえるリスクと利益の拮抗する可能性が潜んでいるということです。また、1回目より2回目のほうが副反応が出やすくなります。これは、1回目の接種で体にできた免疫の反応が起きるためとされています。 そこで、町は相談窓口としてのコールセンターを設置しましたが、これまでに副反応をはじめ、医師の確保など、何か問題点はなかったかを伺います。 3点目は、地元新聞に「本県配分、希望の半数」という大きな見出しが出ていて、目につきました。ワクチンの国からの供給が大幅に減少しているということで、市・町の自治体が早いペースで接種体制を強化してきた中、国とのずれが生じているということで、希望していた量の半数にとどまるようです。 しかし、配分量は自治体によって異なるということですので、当町においては、希望する配分量の供給を受けられているのかを伺います。 4点目は、世界各国で感染力の強い変異株デルタ株が拡大し、子供の感染が急増しています。今朝のテレビのニュースで、新しくミュー株というのが日本で初めて見つかったというニュースをやっていました。 そのような中、厚生労働省は保育所の感染が広がっていることを受け、感染防止策を強化する方針を決めましたが、休園すると子供の預け先がなくなり、保護者が仕事を休まざるを得ないことが課題となっています。 ワクチン接種は12歳からになっていますので、小学生にとっても大きな問題と思います。文部科学省夏休み明けの運営に頭を悩ませていて、小・中学校簡易検査キットを配付する対策を追加するようです。また、教員らは児童・生徒の安全を守れるのかと対策に不安を抱え、秋にかけて運動会や文化祭などの行事が盛んになる中、内容の見直しや実施できるかどうかも悩みの種ということです。 そのような中、8月27日の下野新聞に「市貝町の3小学校は9月初めの3日間は授業を午前中のみとすることを決め、児童は給食を取らずに下校する」とあり、一方、「市貝中は通常どおり授業を行うが、部活動は休止し、4、5両日も部活動は行わない」という記事がありました。そして、その後については未定となっていましたが、対応策を伺います。 5点目は、連日新聞では「過去最多感染」という文字でにぎわっていて、コロナ流行第5波の深刻さが刻々と増しています。 そのような中、8月11日の新聞に国立病院機構宇都宮病院の調査報告が載っていました。内容は「高齢者や喫煙者は接種完了後の3か月後に抗体の量が大きく低下する傾向にある。また、51歳から64歳の職員の6人の抗体価は、2回目の接種から2週間後に10から20倍へと上昇したが、接種から3か月後には3分の1から5分の1程度に低下していた」ということです。 そこで、責任者の杉山副院長は「ワクチンを2回接種しても感染の可能性があるという裏づけになった」とし、その上で、「感染予防効果を維持するため定期的なワクチン接種が必要」と指摘して、「早期に3回目の接種体制を検討すべきだ」と話しているということです。 そこで、3回目のワクチン接種体制づくりも含めて、今後の取組について伺います。 次の議題は、ショッピングセンター周辺の道路についてで、2点ほどお伺いいたします。 まず1点目は、先日説明会がありましたので出席してまいりました。いよいよ今年11月30日にオープン予定ということです。このショッピングセンターは、建物の西側の町道谷中東線道路改良工事を条件に誘致となりました。先方より、町道からの出入口をつくるので早くしてほしいという要望があったため、先行してバイパスとの交差点から南へ280メートルの道路改良工事が終了しております。なお、先行部分から南部分に関しても順次改良工事をする予定ですが、延期になったままです。 そこで、説明会に参加した方から「未工事部分は道幅が狭くカーブになっているため、歩いていたら危険な目に遭った。この部分に関しても早急に工事をしてほしい」という要望がありました。今後の予定について伺います。 2点目は、建物の北側のバイパス県道宇都宮・茂木線側にも出入口を2か所つくる予定です。このバイパスは片側1車線ですが、スピードを出して走っています。そこで、参加者の中から「このショッピングセンターに出入りするために速度を落とすと後続車に追突される危険性があって危ない」という意見が出ました。県道ではありますが、町内にできるショッピングセンターですので、県のほうへこの部分に関しては道幅を広くしてもらえるように要望を出すなど何らかの対応が必要と思いますが、見解を伺います。 以上、総括質問といたします。 なお、再質問は質問席にて一問一答方式にて行います。
    ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  園部弘子議員のご質問に対し順を追ってお答えいたします。 まず、1点目のワクチン接種進捗状況と取組について申し上げます。 ワクチン接種進捗状況についてでございますが、8月31日現在で、65歳以上の1回目接種人数が3,271人で、接種率91.2%です。2回目接種人数は3,215人で、接種率89.7%であります。次に、12歳から64歳以下の1回目接種人数は3,946人で、接種率56.1%です。2回目接種人数は2,287人で、接種率32.5%であります。現在の予約者を含めますと、9月11日までに、8,487人の方が1回目接種を終了する予定であり、接種率は80.0%を見込んでおります。 次に、2つ目のコールセンターでの相談内容や医師確保等の問題についてですが、町では、4月からコールセンターを運営しており、相談のほとんどが予約に関する内容であります。副反応については、発熱や痛みなどの基本的な内容についてお答えしており、医学的な知見が必要となる専門的な相談に対しましては、国・県の相談窓口を案内しております。医師の確保につきましては、町内の医療機関や芳賀郡市医師会のご協力をいただいておりますので、問題は生じておりません。 次に、3つ目のワクチンの供給についてですが、国では、一時期ワクチンの供給量を調整するため、自治体が希望する量の配分を減らした対応を行いました。そのため、当町を含めた多くの自治体では、接種計画の見直しを余儀なくされたところであります。しかしながら、現在は、希望する全ての対象者の接種完了を見据え、9月末までに8割の方が2回接種するためのワクチンを供給される計画でありますので、今後は予定どおり接種が進められると考えています。 次に、4つ目の子供の感染対策についてですが、子供においても大人と同様に、手洗い・手指消毒・3密の回避などの基本的な感染予防対策をお願いしております。子供は家庭内での感染が多いので、まずは、家族の感染予防が大切です。また、ワクチン接種に関しては、学校・保育所等の先生方に対して、先行接種を実施しており、施設内での感染を防ぐ取組を行っています。 なお、昨日から始まった新学期において、学校はどのように授業等を進め、どのように対応しているのかについては、この後、教育長がお答えいたします。 次に、5つ目のワクチン接種体制の今後の取組についてでございますが、町民の皆様のご協力によりまして、ワクチン接種が計画どおり進んでおり、10月末には希望される方のワクチン接種が完了することを想定しております。そのため、現在使用している町民ホールでの集団接種を、11月からは保健福祉センターへ場所を移しまして実施し、ワクチン接種を希望される方の接種機会を確保してまいりたいと考えております。 また、3回目のワクチン接種につきましては、今のところ国からの情報が発出されておりませんが、今後の国・県の動向を注視しながら、必要な体制を整えてまいりたいと考えております。 続きまして、第2点目のショッピングセンター周辺の道路についてご説明申し上げます。 まず、1つ目の町道谷中東線道路改良工事についてでございますが、ご質問のとおりバイパス交差点から南へ約280メートル区間の道路改良工事が完了しております。これより以南の一般県道市塙・北長島線までの約300メートルの区間につきましては、その先の町道山ノ台グミノ木線との交差点計画が未確定であることから暫定の線形となっております。今後、さらなる交通量の増加が見込まれることから、利便性や経済性等を勘案しながら、事業化に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、2つ目のバイパス道路拡幅の要望についてでございますが、当町といたしましては、栃木県に対し、引き続きバイパスの4車線化の要望を行ってございます。バイパスの拡幅は、交通だけでなく、周辺施設の利便性の向上につながり、大きな効果を期待できることから、要望の北側のバイパス県道宇都宮・茂木線側の出入口の道幅を広くしてもらえるよう、引き続き要望を行ってまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私からは、本町の小・中学校における6日から12日までの対応について申し上げます。 次週の6日から10日までの対応につきましては、町内3小学校につきましては、5日、6日は給食を提供し、5時限までの短縮日課を行います。8日からは通常日課で授業を行います。 中学校につきましては、6日から通常どおりの日課で授業を行いまして、部活動につきましては、平日は90分までの練習時間としまして、11日、12日の土日は休みといたします。 なお、13日以降におきましても、小・中学校とも授業及び部活動につきまして通常どおり行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  順次再質問させていただきます。 まず、ワクチン接種進捗状況と取組についてに関連した質問をいたします。 先ほどの総括質問で年齢別の接種率を伺いましたが、65歳以上と50代、40代、30代、20代、10代と大まかで結構ですので年齢別に1回接種した人、2回接種完了した人の接種率と進捗状況について伺いますというふうに質問させていただいたんですが、答弁では、65歳以上と64歳までというお答え方でしたので、すみませんが、64歳以下につきまして年代別に再度お伺いできればと思います。簡単で結構ですので、お願いいたします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長國井美由紀)  ただいまの園部議員のご質問に対しましてお答えを申し上げます。 65歳以上は先ほど申し上げましたが、50歳から59歳、50代ですね、1回目接種の数が、率で申し上げますと76.62%、2回目が62.31%、全体で69.46%になります。40代が、1回目が接種率は64.61%、2回目が18.04%、全体で41.33%です。30代が、1回目の接種率が45.81%、2回目が13.65%、全体で29.73%です。20代の1回目が33.94%、2回目が13.96%、全体で23.95%。12歳から19歳までの方は、1回目が13.91%、2回目が2.01%、合計で7.96%。 以上、申し上げた数は8月31日までに接種を行った方の率でございます。 先程の答弁でもございましたが、9月11日に、これら全体の対象の方の80.0%の方が接種を行うよう予約をしてくださっており、全体の8割以上接種ができる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ありがとうございました。 今の、改めて年代別にお伺いいたしましたが、それを聞いた理由といたしまして、当初優先接種を進めてきた65歳以上の方の感染率は低く、8月以降の感染者のうち、20代以下の割合が全体の45.5%を占めていることが分かっています。中でも20代が最も多く、1月では16.8%でしたが、8月22日時点で25.9%に倍増しています。 この原因の一つとして、早稲田大学政治経済学部卒で朝日新聞記者を経て現在ジャーナリストとして活動している吉田大輔さんは、「今後、若い世代の接種率をどう高めていくかが重要である」ということで、若い方がツイッターなどのSNSでは、マイクロチップが埋め込まれるとか、不妊になる、遺伝子が操作されるなどのデマが飛び交っているということです。「デマに惑わされない体制づくりが重要である」と言っています。 そこで、デマなどに対する対応策についてお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えを申し上げます。 当町では、SNSによる発信は行っておりませんが、ホームページ等で厚生労働省のリンクなどを貼りまして、そういった正しい情報を見ていただけるような努力はしております。 また、広報などでも、そういった正しい知識を持って自分自身で受けることを検討していただきたいということを、できる限りの方法で発信して、接種を検討していただけるように努めているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  ありがとうございました。行動範囲が広い若年層の感染を抑えることが重要と思いますので、よろしくお願いいたします。 では、同じくワクチン接種に関する質問をいたします。 先ほどの総括質問で、子供の感染が急増していることを述べました。1月時点で10代は6.2%、10代未満は3%でしたが、8月22日時点で10代は12.5%、10代未満は7.1%と倍増しています。主な要因としては、ワクチン接種年齢に満たない兄弟が学校などでうつって、家に持ち込み、親や赤ちゃんにうつすなど家庭内感染が目立つと分析されています。 家庭内についてのご指導はなかなか難しいことと思いますが、考えている対応策などございましたら、お伺いいたします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長國井美由紀)  ただいまの質問に対してお答えを申し上げます。 ファイザー製のワクチンに対しましては12歳以上が対象になっておりますので、小学生や幼児のお子さんなどは接種することができません。まず、町では、そのご家族、対象となる年齢の方に速やかに接種をしていただけるように十分な予約枠を空けまして、接種の機会を設けているところでございます。 また、現在、中学校、高校生の方も多く予約をいただいていますので、半数以上の学生の方も、集団接種などを利用しましてワクチンを打っていただくことができると思います。 家庭内での感染というのは環境によって左右されるものではありますが、先程も申し上げましたが、再度、正しい知識を持って感染対策をしていただけるように、町からも広報活動を努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  いろいろと大変とは思いますが、よろしくお願いいたします。 先程の総括質問で述べたように、当町のワクチン接種は早いペースで接種体制を強化していて、スムーズに進んでいて、ほっとしております。担当課の皆様をはじめ、執行部の皆様の努力のたまものと感謝しています。 では、2点目のショッピングセンター周辺の道路について、再質問いたします。 ショッピングセンターバイパス側に出入口を2か所設置する予定ですが、先程の答弁のように、県道で県の管轄ですし、現在の片側1車線を片側2車線にするのが早急に行うことが無理なようでしたら、せめてショッピングセンターに接する部分だけでも拡幅することはできないでしょうか。茂木方面から来た方に対しては左折専用レーンを、宇都宮方面から来た方に対しては右折専用レーンを設置することなどを県のほうに要望し、早急に進めていただくようなことはできないのかをお伺いいたします。再度確認です、お願いいたします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  それでは、バイパスの拡幅についてのご質問についてお答えいたします。 現在、栃木県のほうでバイパスの4車線化のほうが事業化されまして、今月から、順次西側から工事が進められるかと思っております。 それにつきましては、通年の期間がかかるわけですが、先行してショッピングセンターの付近ですね、こちらのほうの拡幅ができないかというご質問でございますが、現在の計画では谷中東線の交差点までの4車線化の計画となっているようです。影響部分としまして、東側のほうへもすりつけたり何らかの工事は入るわけなんですが、こちらを先行して実施できるかどうかという点については、ちょっと、私のほうでは何とも答えることができませんので、意見としまして、要望としまして、県のほうへはお伝えしたいと思います。 ただ、安全面等を、全体的な計画もございますので、それができるかどうかについては、私のほうからはお答えできません。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  町内中部にできる町中心部のショッピングセンターですので、また、ちょっと、茂木方面から、道の駅のほうから来ると坂になっていて、ちょっと見通しが悪い状況もありますので、できたら、なるべく早くその部分だけでも拡幅していただけるように、県のほうによろしくお願いいたします。 では、ショッピングセンター西側の町道谷中東線について再質問いたします。 先程の答弁で、工事の残り部分についても早急に取り組んでいただけることを確認できまして、よかったです。この町道は、南に行くと県道にぶつかって、市塙・北長島線にぶつかりまして、それを渡ると市貝温泉方面へ続いています。現在、やはり、起伏やカーブがありますが、ここがスムーズに通れるようになるとさらに利便性が増すと思いますので、この部分に関しても改良工事の予定などあるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  町道谷中東線とその南側の町道山ノ台グミノ木線の整備計画については、現在のところ、まだ計画のほうはしていないところでございます。 谷中東線の未着工の部分についても、まだ具体的には事業化には至っておりません。 また、山ノ台グミノ木線の件についても、県道取付け部分が狭いということもありまして、交差点の県道市塙・北長島線との交差点部分について、まだ具体的な方針もないんですけれども、安全面等を考えて、また、県や関係機関と協議しながら、そちらのほうを計画していきたいと思っておりますが、他の現在着工している、道路整備を進めている道路もありますし、要望をいただいて計画が入っている道路等もありますので、そういった他の路線等の調整をしながら、事業化に向けて検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  園部議員。 ◆6番(園部弘子)  分かりました。 あえて今お伺いしましたのは、県道長島線から城見坂にやはり坂で上るようになっていますので、やはり冬場なども道路の凍結なども考えまして、中央病院などもできまして、そこから烏山線が今度、温泉まで行く予定のご答弁を3月の議会でお答えいただいたこともありましたので、そういうふうな道路も改良していただければと思いましたので、質問させていただきました。 では、簡潔で誠意あるご答弁をいただきまして誠にありがとうございました。一日も早いコロナ終息を願いまして、私の質問の一切を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時10分といたします。                         (午前10時56分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  再開いたします。                         (午前11時10分)----------------------------------- △石井豊 ○議長(山川英男)  園部弘子議員の質問が終わりましたので、次に2番、石井豊議員。登壇。          (2番 石井 豊 登壇) ◆2番(石井豊)  2番、石井豊です。 令和3年9月議会定例会となります。傍聴者の皆様におかれましては、お忙しい中、議場に足を運んでいただきましてありがとうございます。 まず初めに、政府は8月25日、緊急事態宣言の対象地域を北海道など8道県を追加し、高知県など4県にまん延防止と重点措置を新たに適用する決定をしました。これにより、宣言は栃木県など21都道府県に拡大、重点措置は12県になりました。いずれも期間は8月27日から9月12日までとしております。 7月以降の第5波による新型コロナウイルスは、感染力の強いデルタ株への置き換わりとともにクラスターの増加ペースが加速し、保育園や部活動など感染しにくいとされてきた子供たちにも広がりを見せております。職場から家庭へ、家庭から職場へなどへ持ち込んで広がることが今後予想されます。個人の行動を見直し、感染防止対策を徹底してほしいと思います。 こうした中、第16回夏季パラリンピック東京大会が、8月24日夜、開幕しました。障害を持つアスリートが世界から集い、競い合う姿は多様性への理解を促す機会となる上、誰もが社会参加できるバリアフリーを推し進める力につながり、日本が共生社会の実現に向けて飛躍する試金石となるものです。選手たちの活躍がテレビ、マスコミを通じて紹介されていますが、今後さらなる活躍を期待したいものです。 それでは、議長より質問のお許しがいただけましたので、事前通告に基づき、順次質問いたします。 まず初めに、大型商業施設周辺町道と県道の整備について伺います。 現在、上根地内に病院が開設し、大型商業施設の建設工事が年度内オープンを目指し、急ピッチで進められております。当該施設がオープンしますと、周辺道路の交通量の増加が見込まれます。 そこで、一般県道市塙・北長島線を挟んで町道谷中東線と町道山ノ台グミノ木線の交差は段ずれした形状となっており、今後、多田羅方面からの車の増加が見込まれるため、非常に危険な交差点になると思われます。危険回避と走行性向上の観点から、互いに正対した形状の交差点とすべきであると考えますが、町の考えを伺います。 2点目として、町道山ノ台グミノ木線が一般県道北長島線に接続している現状は、道幅3メーター程度と狭く、縦断勾配も12%程度ときつく、県道の東方面への視認性が非常に悪い状況にあります。こうした危険性を回避するため、町道山ノ台グミノ木線の交差点付近の改良を求めますが、町の考えを伺います。 3点目として、8月12日の日刊建設新聞及び8月14日の下野新聞報道によると、行政や住民がそろって現場を視察し、道路整備の課題を確認する「とちぎの道現場検証」が8月10日に行われました。一般県道市塙・北長島線は、上根地内で1級河川大川を渡河する区間、延長150メーターを対象として、北側の歩道未設置箇所を拡幅し歩道整備する考えで、9月にも詳細設計を発注し、早ければ2022年度にも工事に着手する方針と県真岡土木事務所はしています。そこで町道谷中東線との接続となるため、県道整備計画との整合を図る必要が生じますが、県との協議は始まっているのか伺います。 2番目として、コロナ禍における就学援助制度等について伺います。 就学援助制度は、新型コロナ感染拡大が収束に至らない中、コロナウイルス感染症の影響による収入減少が生活に大きく影響する低所得者等、日常生活全般に困難を抱えている世帯など、経済的理由により就学させることが困難と認められる方に、学校生活に関わる費用の一部を小・中学校に通学する児童・生徒の保護者を対象に援助する制度となっています。 対象は、要保護児童・生徒及び準要保護児童・生徒としています。要保護児童・生徒については、国の要保護児童生徒援助費補助金が適用されます。準要保護者に対する就学援助については、市町村教育委員会が生活保護法第6条第2項に規定する要保護に準ずる程度に困窮していると認めるものとしていますが、市貝町の認定基準を伺います。 2点目として、就学援助制度における学校生活に関わる費用として、学用品費、郊外活動費、学校給食費などが挙げられます。その一部を援助するとしていますが、いつ、どのように支払われるのか、伺います。 3点目として、市貝町は独自の取組として、コロナ禍での中学進学奨学生給付金3万円を支給するとしていますが、いつ、どのように支払われるのか伺います。 3番目として、インフラ整備と未登記処理について伺います。 下水道インフラについては、昨年度で赤羽地区の管路整備が完了しておりますが、次に管路整備を予定している市塙・上根地区の整備スケジュールを伺います。 2点目として、未登記については、過去、町道整備において適切に処理されないまま放置されている箇所があるとされています。インフラ整備にも影響を与えることが予想されます。現在までの未登記処理の実施、実績を伺います。 3点目として、今後、どのように未登記処理を進めていく考えなのか伺います。 以上、総括質問といたします。 なお、再質問は一般質問席にて一問一答で質問させていただきます。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  石井議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 1点目の大型商業施設周辺の町道と県道の整備についてでございますが、先程も質問が出ておりましたが、この総合病院、また、量販店の周辺の道路につきましては、なかなか4車線化が実現していない、また、交差点が変則的ということでございまして、総合病院及び量販店を利用する町民をはじめ、来訪者の利便性を確保するために右折レーンなどについては、課長答弁のとおり、事業が始まりましたので県に強力に要望していきたいと思っています。 石井議員のご質問の一般県道市塙・北長島線、町道谷中東線及び町道山ノ台グミノ木線の交差点につきましても変則的な十字路となっております。先程お話があったとおり、8月10日の道の視察では、この場で道路の状況などを見ましたが、バイパスができましたけれども、交通量がそれに伴って大きく減っていないということで、大変危険性を身をもって感じたところでございます。 そういうこともございまして、町道谷中東線の道路改良計画と併せましてて交差点改良を実施することが効率的かつ効果発現が大きいため、今後、事業化に向けて検討を進めてまいりたいと考えています。 2つ目の町道山ノ台グミノ木線の道路改良でございますが、交差点改良が事業化された際には、数十メートルから100メートル程度が影響区間となると想定されることから、ここは大変急勾配でございますので、この交差点を改良いたしまして、この勾配の解消と視認性の確保ができると思っておりますので、これについても前向きに検討してまいりたいと思っています。 3つ目の一般県道市塙・北長島線道路整備計画との整合でございますが、先述の交差点改良を行うに当たり、県との調整は不可欠であります。現時点では、詳細な協議は行っていませんが、県が詳細設計の発注を行った後、当町の方向性を明確にした上で、協議に臨んでまいりたいと思っています。 2点目のコロナ禍における就学援助制度等につきましては、教育長が答弁いたします。 最後の第3点目のインフラ整備と未登記処理についてでございますが、1点目の下水道の整備スケジュールについてでございますけれども、下水道区域につきましては、国から、人口減少等を踏まえ、1人当たりが浄化槽で整備する費用よりも安価な地域や真に必要な地域に限定するなどの徹底的な見直しを要請されていることから、市塙・上根地区の事業計画区域の決定に当たりましては、生活排水処理構想において下水道への接続が有利であると評価された区域への整備等について、財政状況等を踏まえ慎重に進めてまいる考えでございます。 また、国が推奨する下水道事業の広域化・共同化の流れや、令和2年度に実施した農業集落排水施設の機能診断調査及び最適整備構想において、平成2年の供用開始から30年以上が経過しています。このため、老朽化が著しく、施設の更新に高額な費用がかかる鴻之宿地区の公共下水道への接続が示されたことから、早期に下水道への接続を進めていく考えでございます。 続きまして、2つ目の未登記処理の実績についてお答えいたします。 町道の未登記につきましては、平成30年度から担当の職員を配置し処理を進めているところでございます。毎年、約100件程度、処理を進めており、令和2年度までの3年間で350件の未登記処理を行ってまいりました。 なお、今までに下水道整備への影響を与えたことはありませんが、今後、影響が出る可能性はありますので、影響が出ないよう処理を進めてまいりたいと考えています。 最後に、3つ目の今後どのように未登記処理を進めるのかについてお答えいたします。 今後、町道の未登記処理につきましては、道路改良や下水道の整備計画・地籍調査計画を考慮しながら処理を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  続きまして、2点目のコロナ禍における就学援助制度等について申し上げます。 1つ目の市貝町における準要保護の認定基準についてでございますが、市貝町要保護及び準要保護児童生徒援助費支給要綱に基づきまして、生活保護が停止または廃止されている世帯、児童扶養手当の支給を受けている世帯、保護者の職業が不安定で生活状態が悪いと認められる者を認定の基準としています。 援助の認否につきましては、その世帯の収入状況や地域民生委員の家庭調査等の結果を基に、教育委員会において諮って決定をしております。 2つ目の援助費の支給方法及び時期についてでございますが、支給方法につきましては、教育委員会が保護者から受領等について委任を受けた各学校長に支給をし、その後、各学校長から保護者宛て支給となります。 支給時期につきましては、7月、10月、1月、3月の年4回に分けての支給としています。 3つ目の町独自のコロナ禍における給付金についてでございますが、今年度につきましては、準要保護世帯臨時特別給付事業としまして、小学校または中学校への入学時に入学用品等購入等で出費が多くなることから、小学校または中学校において新入学生がおり、入学用品等の負担が大きい準要保護世帯を支援するため、7月上旬に給付金を交付したところでございます。支給額につきましては、対象児童・生徒1人当たり3万円となっております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ご答弁ありがとうございました。 まず1点目なんですが、大型商業施設周辺町道と県道の整備ということで一問一答で質問させていただきますが、谷中東線と山ノ台グミノ木線についてなんですが、南から北に向かうルートになりますが、商業施設に向かって。あと、病院に向かって。この整備計画に伴う設計に対して、この通過交通量というのを、まず、考えるべきだと思いますが、その通過交通量に対してはどのような考えで、見込んで、道路規格を設定していく考えなのか、既に整備されている部分もありますが、その考え方はどうなっているのか伺います。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ただいま石井議員からありました谷中東線の通過交通量のご質問についてなんですけれども、お答えさせていただきます。 谷中東線については途中まで事業が完了しているわけでございまして、その際に通過交通量の想定といいますか、そういったのはしているところでございます。こちらについては交付金等の導入もありますので、実施していく予定でございまして、また、今後その先の部分についてもそういった交通量についての、何といいましょうか、調査等は必要になるかと思います。 どのような設定というのはちょっと私のほうでも、今はちょっと手元にそういった書類がありませんので、お答えはできないんですが、そういったものも考慮しながら整備のほうは進める計画設計をしていくことになります。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ありがとうございました。 いずれにせよ、もう既に道路の設計が終わって、途中まで道路整備が進んでいるということがありますが、これについても国庫補助、国の補助金ですか、そういったものを使われて整備が進められてきたということと、今後も補助金を使われるという判断になるかと思うんですが、そういったときに会計検査の対象物件となりますので、そこら辺の根拠づけというのはしっかりしておかないと国庫返還という話になるととんでもないことになるので、その辺についてはグミノ木線と谷中東線の交差点、あと、一般県道市塙・北長島線との交差点についてもそこら辺の、できれば交通量調査を実施して、そこの交通量の解析をした上で進めていただければいいんではないのかなというふうに思いますので、それはよろしくお願いします。 2点目なんですが、県真岡土木事務所は、一般県道市塙・北長島線で1級河川大川を渡河する区間150メーターを対象としまして、北側の歩道未設置箇所を拡幅して歩道整備を行うとしているわけなんですが、この箇所は中学生の通学路となっている箇所でもあります。そうした中、町道谷中東線については、歩道が東側に整備されています。そうしますと、横断歩道の設置や信号機の設置ということが必要になると考えますが、今後の設計方針ということについて考え方を伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  それでは、県道市塙・北長島線と町道谷中東線の交差点部分の整備の方針といいますか、それについてお答えさせていただきます。 県のほうで進めています県道市塙・北長島線への歩道整備については、現在、路線測量までを実施しておりまして、今後詳細設計等が入るということで伺っております。そちらについては、谷中東線の交差点部分についてはまだ計画設計ができておりませんので、現道への接続となると思います。その際には、県からお話を聞いて、県と協議しながら進めていただけるようにしたいと考えております。 また、谷中東線、先程からありますけれども、交差点の整備と山ノ台グミノ木線との交差点となるわけなんですが、こちらの整備につきましてはまだ計画、設計もできていない状況でございます。まだ、どのような形での交差点にするかということで検討段階でもございますので、その際には県真岡土木事務所、あと、警察等各方面と協議しながら、安全性、また、交通の利便性、そういったものを勘案しながら、信号の設置や横断歩道の形状なども設計のほうへ反映させていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  よろしくお願いします。 それでは、もう1点、グミノ木線側について、交差点付近になりますが、これは、東側のり面については年間を通して水が常時染み出してきまして、現道に水が常に流れているという状況がうかがえます。これについては、冬場に通しても年間を通じて染み出しているような現状もありますので、やはり冬場については路面凍結等がありますが、なおかつ、ここは縦断勾配が県道に向かって12%程度とかなりきつい現状にあります。そうしますと、やはり、何というんですかね、高低差があるということで田んぼ側も、西側についてはかなり低い状況になっていますので、車両事故等の危険が懸念されます。 それに対して、交差点改良ということを見据えると、まだまだ時間がかかるかと思いますが、当面そういった雨水対策というものに対して、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、現時点でこの考え方について前向きなご答弁をいただければ幸いです。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  それでは、山ノ台グミノ木線の県道市塙・北長島線から接続部分の狭隘な部分の水の染み出しについてお答えいたします。 当該部分の水が山側のほうから湧き出ているといいますか、染み出ているということに関しましては、以前からお話もありまして、改善の要望等もありまして、建設課でも、そちらについては重点的に、何といいますか、巡回のほうもさせていただいて、冬季については凍結のおそれもあるということで、パトロールでも常にそこは確認しているところでございます。 改善につきましては、いろいろ検討も今までしてきてはいるんですけれども、なかなか抜本的な解決策が今までちょっと取られていない、取れないという状況でした。これもちょっと現場を確認しながら、何か手法がないかを検討させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ありがとうございました。 じゃ、2番目のコロナ禍における就学援助制度について伺います。 まず、就学援助制度による小・中学校に通学する児童・生徒の保護者を対象に学校生活に関わる費用の一部を援助する制度を利用する場合、どういった書類の提出が必要なのか、また、その対象品目に対する支給金額は児童・生徒の就学を目的としたものであるべきです。支給金額に対する、人が分かる領収書等の提出は求めているのかどうか、伺います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいま石井議員からのコロナ禍における就学援助の関係でのご質問でございます。 こちらの就学援助制度につきまして必要書類というものがありまして、こちらにつきましてはこども未来課、あるいは学校のほうに申出をして、申請書に必要事項を記入していただくという手続が必要でございますので、こちらの書類につきましては、町こども未来課、学校等のほうで、そちらの申請をしたい保護者様のほうは書類のほうをそちらから入手されまして、申請をしていただくということになります。 それと、就学を目的とすべき費用等についての領収書等についてでございますが、一応こちらについての支援のお金については、基本的に保護者からそのお子さんが通われている学校長へ委任して、学校のほうにお金を振り込んだ上で、今度は学校のほうからその保護者のほうにお金のほうを渡していただくというようなことになっております。そちらについては、必要に応じた領収書等については一応学校のほうでいただいているというようなこともあります。また、その必要なお金については、保護者さんの了解をいただいて、いろいろな方面でその目的の範囲内であてがうようなこともありますので、その際についても学校のほうは保護者から了解をもらった手続をしているというところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ありがとうございました。 2番目として、中学進学に伴う必要経費というのは一般的に男子が21万4,000円で、女子が21万9,000円であります。そのうち、男女平均で14万1,000円が制服、体育着、通学用品として3月中旬の現金支払いとなります。特に、制服などは3月10日までの現金支払いが衣料組合のほうに求められます。 このことから、中学進学奨学生給付金を3万円なんですが、支給時期を7月というお話を先程伺ったんですが、7月であるとそのお金を当てにすることができませんので、3月前、2月いっぱいまでに保護者のほうに現金支給をしていただけるように、何というんですかね、対応を変えていただければと思うんですが、その辺のところの考え方を伺います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいまの石井議員からのご質問についてお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、お子さんをお抱えになって、特に新入生、小学校1年生に上がる、あるいは中学校1年生に上がられる場合というと、もろもろ今言われた部分での、通常に加えた大きな出費がございます。そちらについても、町のほうについては就学援助制度の中で支援をしているところでございます。 今、議員のほうのご質問の中に3万円ということでありましたが、一応現行の就学援助制度においては、小学校1年生上がられる方の新入学の学用品費は5万1,060円、中学1年生については6万円の援助を行っております。 今回コロナ禍ということもあって、やはり準要保護のご家庭で新1年生になる世帯につきましては、コロナ対策ということもあって町独自の制度として、児童・生徒1人当たり3万円のお金のほうを7月に給付したということがございます。 ただ、現行の制度が現状の就学援助制度でお金を支払う場合、やっぱり学校のほうに認定となっていることが条件になっておりまして、就学前ですと、入る前の学校ということで、ちょっと制度上なかなかそういった保護者さんの利便に添わない部分があるということで、こちら課題として、そういった事前に学校に入る前に、入学前の時点で何かそういった支援のほうが、あるいはお金を受け取るようなことができないかということ、そういう要望が強いということを、今、議員さんのご質問の中からもうかがえますので、そちらについても町としてどういう手当ができるかを考えてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ありがとうございます。 今の話は、やはり保護者からの意見とか、SNSとか、そういったのにも広く出回っている情報であります。今の件については、ぜひ、やはり準要保護ということで生活に余裕がないという方が対象になっていることでありますので、ぜひ、前向きに、タイミング的にその制服を借りられるタイミングであればよろしいんですが、借りられないという現状もありますので、そういったことに対して平等な形で制服の購入の手助けになれば非常に助かるのではないのかなというふうに考えますので、よろしくお願いします。 次にいきます。 インフラ整備と未登記処理について伺います。 市貝町では、市貝町未登記道路用地等事務処理要綱というのを平成30年6月に告示しております。その中で、第5条に、町長は未登記道路用地等の取得に関わる調査及び分筆、所有権移転等の登記に要する費用を負担するものときちっとうたっております。 そういったことを踏まえて、先程のご説明もありましたが、全体像として、未登記処理をしなければならないという、筆数にすると大変膨大な金になるんでしょうけれども、路線としては何路線あるのか、ざっくりで結構ですんで、認識をお持ちであればお伺いします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  それでは、未登記処理が必要である路線数、こちらについてお答えいたします。 正確な数ではないんですが、現在想定しているのは、改良工事が済んでいる路線である、丈量図等で判断した上で121路線を現在のところは想定しておりますが、実際にはもっと増えるのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  最後の質問になりますが、道路インフラは公共インフラとして重要な役割を担っています。その道路の底地に個人所有の土地が存在するというのは非常によろしくないということであります。ですから、そのような状態を放置するのではなくて、今後とも計画的に予算措置をしていただいて、計画的に処理を進めていただきたいと考えております。そういった件について、執行部として今後の考え方、その前向きな考え方をどう考えているのか、最後に伺って終わりにしたいと思います。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  未登記処理の今後の進め方についてお答えしたいと思います。 インフラ整備、下水道の管渠工事や上水道もそうなんですが、占用などの工事について、道路敷に占用するわけなんですが、こちらにつきましては今まで未登記によるトラブルや苦情などのそういったことは報告はいただいておりません。あくまで道路として管理していて、未登記ではありますが道路の一部ということで、そこ占用ということで、工事のほうは進められております。 しかしながら、今後どのようなトラブルが発生するかは、私たちも分かりませんので、少しでも未登記を減らせるように、人力ではあるんですが、確認を、そういった事業や地籍調査、そのほか、担当のほうも日々確認作業を進めているところでございます。 今後も予算等の確保をしながら、計画的に進めるように、さらに進め方のそういった体制なども検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  ありがとうございました。 以上で私の質問は全て終了させていただきます。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時とします。                         (午前11時58分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  時間は若干早いのですが、全員そろいましたので再開いたします。                          (午後零時57分)----------------------------------- △豊田功 ○議長(山川英男)  石井豊議員の質問が終わりましたので、次に5番、豊田功議員。登壇。          (5番 豊田 功 登壇) ◆5番(豊田功)  議席番号5番、豊田功でございます。 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、早速質問をさせていただきたいと思います。 傍聴者の皆さん、時節柄大変お忙しいところ、しかも今日は雨が降っているところおいでをいただきまして本当にありがとうございます。 それでは、早速質問させていただきますけれども、今日質問させていただくことは全て市貝中学校のことだけでございます。ご承知のように現在の市貝中学校は昭和47年に市羽中学校と小貝中学校が名目上の統合をされました。そして50年4月に実質統合されたということで、名目上は今年が50年目になったんです。統合されて50年。実質統合はあと3年後でございます。そういうところでありますけれども、私は昭和55年から9年間、市貝中学校に勤務をさせていただきました。そういうことから、まあまあ市貝中学校の校舎その他について理解をしている者の一人だということで今日質問させていただくわけであります。 まず、第1点目は、市貝中学校の管理棟の改築の問題であります。 先程申し上げましたように、55年から勤務させていただきましたけれども、当時から管理棟の雨漏りは問題視されておったわけであります。そんなことから、中学校の管理棟がいまだに改築されていない。私が勤務していた頃も業者とともに屋上に上がり、雨漏りの調査を幾度となく行っていたわけであります。雨が降り、2-3日後に快晴になると午後には必ず火災報知機が誤作動をするということが幾度となく繰り返されていたわけであります。そういうことも校務日誌なんかをめくって調査した結果、だんだん分かってきたことであります。屋上から雨漏りし、天井との間の空間に水がたまり、太陽で温められて水蒸気になると。そういうことから、火災報知機がショートして作動するということがだんだん分かってきたわけでありますが、現在もそうした雨漏りがされていると。特にパソコン室。現在は使われていないようでありますが、パソコン室なんかも雨漏りをし、それから東側の階段の踊り場も雨漏りをし、それから管理棟と普通教室のほうの2階の通路、そこなんかは天井が抜けているというのが現状であります。 過日、監査で現場の調査に伺ったときも担当職員から案内をいただいて、説明をいただいてきたわけであります。そうしたことは、平成27年頃から29年などにかけては幾度となくこども未来課、教育委員会のほうへ報告が書類をもって報告されていたわけでありますので、こども未来課のほうでもそれは確認しているだろうと思うわけであります。今、子供たちが住んでおられる住宅で雨漏りをしているような住宅で生活をしている生徒はいないのではないかと考えられるわけであります。それが、授業をする校舎雨漏り、そんなことは考えられないわけであります。 そういうことで、少しでも早くそうした解消をし、すばらしい校舎で指導をいただけないものかということ。町長が時折、サシバのように将来皆さんは市貝町に戻って子育てや生活をしてほしいということをおっしゃっておられますけれども、そういう状況の中で授業を指導していただく子供たちはなかなか理解できないのではないだろうかと考えるわけであります。 そういうことで、もう48年もたっているわけであります。ですから、早く建て替えて、実質統合があと3年でありますから実質統合の50周年にはきちんとした校舎で子供たちが活動できるように、ぜひお骨折りをいただいて子供たちの教育に貢献していただけないものかということで、町長をはじめ教育長にお願いをするわけであります。そんな私の考えをどうかご理解いただきたいと思いますが、後でその点をお聞かせいただきたいと思うわけであります。 それから、2つ目として、校舎と体育館との通路の整備であります。 この件についても、校舎から体育館に通ずる通路が屋根もないなんていう学校は県内でも聞いたことございません。市貝中学校だけだと思います。子供たちは体育の授業を体育館で実施する場合には、体育館用の上履きなんかを頭に乗せながら走って体育館を往復するわけでありますけれども、ただ、私も9年間お世話になりまして危惧することは、いろいろな行事、特に入学式や卒業式といいますと雨あるいは雪が心配されるわけであります。そういうときに玄関先の大谷石の階段、あるいは渡り板の廊下ですね。通路。そういうところでもし来賓の方々が、要するにご来校いただいた方々が滑って転倒し、打ちどころによっては死に至る、そういうことも考えられる。そうした危惧をしながら勤務した記憶がございます。そういうことで、早くこの校舎建築と併せて体育館と校舎の通路、陸橋でもつくっていただいて、子供たちはもちろんでありますけれども、そうした来賓の方々をはじめとするご来校をいただいた方々が安心して体育館へ移動できるような、そうした整備をお願いいただければと思います。 そしてこの陸橋と同時に、3番目に体育館の補強の問題が関連するわけでありますけれども、体育館は現在避難場所と指定されているわけです。町から。もちろん備蓄倉庫も新校舎のほうにございまして、そうした物資を体育館に移動させるということも考えられるわけであります。そうした場合に、雨が降っているのに外を通すのか。陸橋がきちんと整備されれば、エレベーターで2階へ上げて陸橋を渡って体育館のほうに物資を移動させる、そういうことも可能であります。 そういうことで、早くこの校舎と体育館の通路の陸橋の整備をしていただきたいものだと思っております。雨の中、体育館シューズを頭に乗せて走るなんていうことのないように、ぜひ解消をしていただければと考えているわけでありますが、この点についてもどうするかお考えをお聞かせいただきたいと思います。 最後に、3つ目なんですけれども、その避難所になっている体育館の西側の土手の問題であります。 体育館のステージ側はご覧のように体育館と土手が非常に近いところに位置し、しかも土手は急勾配、そして高さもあると。高いところでは10メーター以上あるのではないかと、想像なんですけれども、そういうことで避難所でありますので、避難してからそうした土砂崩れの災害に遭ったらばどうするんだろうかということで危惧をしているところでございます。早く安全な避難場所として事前に整備をしておくべきではないだろうかと考えるわけでありますので、この辺も町長のお考えをお聞かせいただきたいと考えております。 この場での質問は以上でございます。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  豊田議員のご質問につきまして、順を追ってお答えをいたします。 まず、第1点目の中学校の校舎改築について申し上げます。 1つ目の、市貝中学校の管理棟改築についてでございますが、職員室や家庭科室及び美術室、図書室等で構成された特別教室棟につきましては、昭和48年3月竣工の建築物でありまして、築48年以上が経過していることから、議員がおっしゃるように老朽化による劣化が各所に現れています。施設の老朽化への対応として、これまで必要に応じての部分的な修繕等とともに、国の交付金事業において構造躯体の耐震補強工事や東日本大震災に伴う災害復旧工事、非構造部材の耐震化を図るため窓ガラスの強化ガラス化工事など、防災機能強化事業についても実施をしたところでございます。 今後の計画といたしましては、市貝町学校施設長寿命化計画に基づき、長寿命化により老朽化した特別教室棟の安全性や機能性を確保していくことを基本といたしまして、コストを抑えながら建て替えと同等の教育環境を確保していきたいと考えております。 市貝中学校をはじめとした学校施設の維持管理コストが膨大になることが想定されていることから、中長期的な維持管理等に係るトータルコストの縮減と財政負担の平準化を図りながら、将来的な児童・生徒数の推移も踏まえまして、適正な施設整備を図ってまいりたいと考えています。 次に、2つ目の校舎と体育館の通路整備についてでございますが、市貝中学校の体育館につきましては、夜間等における学校開放及び災害時の避難所として生徒のみならず、地域住民にとっても大変重要な役割を担っております。 現在、校舎と体育館との間には屋根が設置されておりませんので、雨天時における生徒の移動の際には不便を来している状況でございます。 また、議員のご指摘のとおり、災害時の避難所として使用する際には、校舎備蓄倉庫からの備蓄品の運搬についても想定されるところでございます。 こうしたことから、渡り廊下の必要性はこども未来課、教育委員会としましても認識しておりますが、長寿命化計画に基づく特別教室棟の老朽化対策との兼ね合いを考慮に入れながら、整備方法を検討してまいりたいと考えております。 次に、第2点目の体育館の西側土手の補強について申し上げます。 体育館西側の土手につきましては、県道黒田・市塙・真岡線から校舎正門へ至る乗り入れ道路から約8メートルの高低差があり、傾斜が急であることから道路面から約5メートルがコンクリートブロック積みによる擁壁で補強されております。 当該箇所は、市羽中学校と小貝中学校の統合に際しまして現在の市貝中学校建設に伴う敷地造成に当たり、切土工法により乗り入れ道路として整備をされました。 しかしながら、コンクリートブロック積み擁壁も設置後50年近く経過することから、地震や大雨による被害の未然防止のため、定期的に擁壁の変化や劣化の状況などを調査、観察をしてまいり、危険性の早期発見に努めてまいりたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  そうしますと、ただいまの教育長の話では管理棟は建て替えは考えないで修理、そういうことで今後使用するという考え方でよろしいんですか。確認をさせてください。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの豊田議員さんからのご質問についてお答えいたします。 先程教育長のほうが答弁しました内容についての補足となります。 今回ご質問のありました市貝中学校、前校舎特別教室棟に係るご質問に対してのお答えだったんだと思うのですが、町では平成30年に学校施設の長寿命化計画というのを策定しまして、建物の建築時、あるいはその後の補強の状況、現状の傷み具合などを見まして、必要に応じて補修をして長寿命化をするという施設もございますし、こちらについてはある程度計画的なもので、しかるべき調査を入れてご指摘のような建て替え、改築、そういったものを考えていかなくてはということの計画を作っております。 今回策定しました長寿命化計画においては、市貝中学校については、後ろの校舎については東日本で大きな震災を受けて改築ということでなっておりますが、前校舎は当時基礎ぐいの修繕と校舎の修繕、補強をした形で現在使われておりますが、前校舎、特別教室棟についてはこれまでもご質問いただきながら、基本的に29年の際については建て替えを考えていきたいというようなお話もしております。町としましても今後の中長期的な計画を踏まえて、市貝中の前校舎、特別教室棟については調査を入れながら改築というような形の長寿命化計画を考えているところでございます。 こちらにつきましては、今後そういった調査とかの具合を見てそういう建て替えなどを想定しながら計画的な整備を進めていくという計画を作っております。とはいえ、やはり学校施設大きな事業費のかかる事業でございますので、いろいろ国からの助成やら町の財政等の負担の状況など、あと基金の積立状況なども勘案しながら、議員のほうのご質問にありました実質統合の3年後に直ちに改築できるかということのお答えについては、慎重にちょっとこちらも調査を経た上で考えていきたいということで、ちょっとお答えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  慎重に検討、慎重に検討するのは結構ですけれども、慎重過ぎていつになるんだか分からないですね。それでは。私がここで今日質問あるいは要望みたいなことになってしまいますけれども、過日の議会で町長は再選をするという意志を固めたようであります。ですから、町長のお仕事で今から計画すれば実質統合50年には新校舎で整備できると、活動させられることができるということでは入野町長としてもいいタイミングではないかということで、質問かたがた提案をしているわけでありますので、入野町長、お考えをお聞かせください。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  市貝町は財政的に非常に、当初予算が50億ぐらいの町でして、塩谷町も相当20億ぐらい上回ったりそういう財政規模、まあ標準財政規模も三十数億円という小さい町ですので、その中で市貝町としていろいろなところに手をつけていまして、塩田続谷線、また花王周辺の道路、それから町内小学校の外壁塗装とかもろもろの事業をこれから総花的に入っていくと、インフラの維持と更新の中で相当なお金がいくと。 そういう中で、先程教育長も答えましたが、担当課長も説明しましたけれども、市貝町学校施設長寿命化計画をつくらせていただきまして、その一端として農業者トレーニングセンターと町民ホールも使えるものは使うということで、耐用年数は終わりに近づいていたか終わったかそれぐらいのあれでしたが、使えるまでは使うということでそういう方針を打ち出しています。統廃合や修繕で残していくと。その分子供たちの、小森教育長は子供の教育に対して非常に広域のいろいろな経歴を持っていますので、GIGAスクール構想とか子供の教材は一つも欠かないようにということで予算を要求して満額ちゃんと取られている教育長ですが、私どももそういうところにお金をしっかりと手当てしていきたいというふうに思っています。 一つの難点として、この改築に当たりまして一つ私どものほうも東日本大震災のときに大貫教育長と二人で真剣に協議したことがございます。いっそこの時期に借金してでも直すかと、そういう話をさせていただいた頃がございますけれども、ちゃんとお金を積んで後代に、私の後の人が苦労しないようにきちっと予算を積んでいこうということで、現在学校整備基金、施設整備基金が4億ぐらいたまりました。それで大規模改修すると3分の1補助金がつきますので、そういうものも合わせていくと大規模改修はそれほど遠くない時期に手が届きそうな感じがします。これが一つです。基金も4億円弱と大規模改修で3分の1。昔は文部科学の予算は海部さんとか森喜朗さんがみんな藤波孝生とか、何だか私の先輩みたいですけれども、そういう人らがいた頃は文部科学の予算はいっぱい取れたんですが、近年文部科学予算はどんどん削られていまして3分の1しか取れないんですが、それでもそういうお金を当てにしてできそうな気がすると。手が届くところまで大規模改修ができますので、私の後の人もすぐできるような感じがいたしますので、ここは思い切って大規模改修で教育サービスのほうにお金を回していただければというふうに思っています。これは政策的なものです。 もう一つ、残念なことを言わなくてはならないのは、手を縛られていまして財務省から、旧大蔵省から手を縛られてしまったんです。この改修をするときに。強化ガラスを2014年に導入しましたが、私どもが東日本大震災のときに身動きが取れなくなってしまう縛りをつけられた法律が補助金の適正化法でございまして、適化法ですけれども、2014年ですから2024-2025年まではちょうど手が縛られていまして、私がやるとしても手が縛られていまして、そのもの受けますけれども、できないことはないということでございまして、滝田課長は真面目な方ですから、私よりもずっと真面目な方ですから学校施設長寿命化計画がありますので、入野がそれを承認して、議会の先生方が承認しているのでこれに従って答弁しているかと思うんですが、もう近いところに手が届きますから大規模改修でやれないことはないと。 それともう一つ、雨漏りの話がございましたが、市貝中学校の特別教室棟の屋上防水改修事業、今年入っいてないですか。教育長さん入っていないですか。          (発言する者あり) ◎町長(入野正明)  まだ。ああそうですか。やはり。 大変失礼しました。議長さん、すみません。今こちらで内部で話をしまして。 あれですね。花王の周辺の道路とバイパス周辺の道路をやるのでこちらを削ってしまったのですが、予定では21年に2,000万相当で、今、豊田議員様が言及されている特別教室棟屋上防水改修事業をやることになっていましたが、ぜひこれは来年やっていただいて、そのような形で大規模改修事業に着手できるのかなと思っています。教育に熱心な町長さんが出られまして、もう教育は第一弾で校舎を改築するということであればそれも一つの策ですから、思い切ってやられることも一つの策だと思いますので、そういう選択肢は残っておりますので、これについてはまた改めて議員の先生方や町民の皆さんでご協議していただければと思っています。取りあえずは長寿命化計画で、あとは適化法の関係で10年間手が縛られてしまいましたのでこのような苦しい答弁になりますが、よろしくご指導のほどお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  ただいまご説明いただきましたけれども、町長のお考えのように町長という立場からはやらなくてはならないことはたくさんあるわけでありますけれども、町民にも理解をいただきながら町政を実行していただいているわけですけれども、子供のためにちょっとほかの事業を抑えたとしましても、子供に雨漏りしている校舎で授業を受けさせるなんていうことを解消すると、そういうことをすれば町民は誰でも理解してくれると思う。長寿命化なんていうことを検討しないで、早く雨漏りなどをしない校舎で生徒が諸活動に専念できるような施設を整えてほしいと思うのですが、町長どうですか。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  おっしゃるとおりでございまして、豊田議員は私ども市羽中学校におりましたところ柔道の先生でして、子供たちの、小塙議員は私同級ですけれども、私たちはそういうことで市羽中、市貝中学校については私どもも豊田先生と一緒によく存じているところでございます。 雨漏りの中で子供たちが勉強しているという姿を描いただけでもこの町に生まれてしまった子供たちは本当にかわいそうに思いますけれども、取りあえず今日は豊田議員からのそういうご提案をいただいたので、教育長さんと協議をいたしまして、屋根の防水改修ですか、議員の先生方は任期がまだ2年残っていますから、12月の定例議会までに私はいるかどうか分かりませんけれども、12月定例議会までに教育長さんを中心に屋根の防水加工のあれ、私が削ってしまったんです。それをまず検討していただいて、本当に雨が漏らないように、そういう工法があるのかどうか。よく協議していただきまして、議員の先生方とそれについてよく協議していただくということでこの場は収めさせていただきたいと思います。 もし業者を、1級建築士とか入りまして、これはもう私と小塙議員がいた頃、アキヤマ校長先生がスギタ教頭先生と一緒に歩いていて、「何先生歩いているんですか、スギタ先生」と言ったら、私、スギタ先生が大好きだったんですが、「ほら入野見ろ、あれ造ったばっかりで雨が漏っている」と言うんです。造ったばっかりでも漏っていまして、それが続いているんだと思いますけれども、もし雨漏り改修ができなければやはりこれは豊田議員がおっしゃるとおり改築の方向にいかなければならない、かじを切ることも必要であるというふうに思っていますので、取りあえず屋上、屋根改修の工法などについて、町民ホールと農トレと同じようにそういう勉強をしていただければありがたいと思いますので、教育長さんのほうにお任せして、ちょっと、教育委員会のほうで検討してもらうようにいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  そういうことで、雨漏りの改修、取りあえず考えるということでありますので、ただ雨漏りも今の工法じゃなくて屋根型にして、今のところを剥がしてまた同じような工法じゃなくて、屋根型にしてやればいいかもしれませんけれども、いずれにしても天井が抜けているところがあったり、雨漏りのしみがあったり、そういうところで子供を教育するのではなく、駅伝では全国1位になった学校が雨漏りしているんだなんていうことじゃなくて、もっといい環境で子供たちをご指導いただければありがたいと思います。繰り返すようですが、町長も再選するとすれば、いいタイミングでこの中学校の改築工事、大きな仕事をやっていただければありがたいと思って今日質問をしながら要望をしているわけでありますので、どうぞいい方向へ教育長共々検討していただきたいと思うわけであります。 考えてみますと、平成23年3月11日、3.11です。あのときは後ろの校舎がもう壊滅してしまったということで町長は改築のため、新築のためといいますか、靴底を何足も減らして東京へ通ったということを立会演説でお話されているのを私も拝聴させていただきましたけれども、今度もそういうつもりで靴底何足か減らすつもりで努力していただければ何とかなるのではないかということであります。ただ、その靴底何足も減らす必要はありませんから、こうした工事を進めるときには町の教育委員会、こども未来課と県の教育委員会、そして文科省と、そうした一線を離脱しないで、そうした一本化を通して事業を進めていただきたいと思うわけであります。 私も長年学校に勤めさせていただきましたけれども、国庫負担法というのがありますから、児童数や学級数、そうしたことに応じて補助金が計算されてくるわけでありますので、町長が何も靴底を減らす必要はありませんから、ぜひそうしたルートは羽目を外さないでぜひどういう事業でもそういう方向で進めていただきたいと思います。できるだけ早く雨漏りだけじゃなくて、雨漏りを修理しますとまた改築が伸びるかもしれません。そうするといろんなところの傷みが出てくるだろうと思いますので、お願いをしたいと思います。早めにお願いをしたいと強く要望をいたします。 それと、陸橋です。校舎と体育館の通路の陸橋について、これは本当に先程もちょっと触れましたけれども、卒業式に雪なんか降ったときもありました。ああいうときはもう来賓が通過する直前まで雑巾だのモップで渡り板だとか大谷石のところを拭き拭き来賓の方々に体育館のほうへお進みをいただいたという経緯もございます。あそこで滑って転んで大谷石で頭なんか打ってしまったら大変なことになるわけであります。そういう解消もぜひなくすように、この辺りはもっと詳しく教育長、説明いただけませんか。課長でもいいですよ。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  豊田議員さんの質問についてお答えさせていただきます。 市貝中学校と本校舎を結ぶところの通路、今回は陸橋という形のお話でいただいているご要望でございます。これまでも体育館と校舎を結ぶ動線について、今は昔やったアスファルトで道型をつくってちょっと色を染めただけの簡易な対応にとどまっております。こちらにつきましては、職場としてお勤めになった市貝中学校の現状を知っている豊田議員さんですから、これまでのご要望、ご苦労などもありますし、議会の場においてもいろいろ議員の先生方からもあそこ何とかならないかということのご質問はいただいてきたところでございます。 教育委員会というか学校のほうも要望としてはやはり何かしら屋根をつけたい、子供たちがぬれないようにしたい、そういったところの観点からいろいろその対応を検討した経緯がございます。とはいえ、あそこについては正門から入りまして校舎のほうに通路、その他学校施設ということで、何かというときに緊急車両、また避難所ということの体育館の利用もありまして、そういった緊急車両、大型車両などの通行を見据えたときにどうしてもその通路をつくることで車両の制限、あるいは通路をつくってしまったことで車両を考慮して大きく、あるいはちょっと高く建物なり通路を仕立てるというようなことを考えなくてはならないところがありました。今回校舎改築の際に、校舎の裏手といいますか、普通教室、新しくなったところから前の理科室、技術室の特別教室棟までは一応2階側にスカイコリドールということでちょっと下が抜けた形の通路などをつくった経緯がございます。そちらについてもやはり通路をつくってしまうと中庭に車とか作業車が入れないんじゃないかという危惧がありましたが、一応ある程度の大きさの車が入ることを考慮してつくったという成り立ちがございます。 それをただ今回体育館と校舎、普通教室のほうで当てはめるにしても、ちょっと建物の強度ですとか、そういった校舎関係の設計上の問題なども踏まえまして、なかなかそういう陸橋的な形はちょっと難しいのかなと。じゃ、平面的によく言われる屋根をつける形ではどうかなということもあります。そちらについてはどちらにしても先程学校要望もありますが、教室等の雨漏りとか不具合などの修繕のほうを先にちょっと町のほうは手だてをしておりますので、そちらについては後回しにされていた経緯がございます。今回も改めてご要望いただいたということもありまして、陸橋まではいくかどうか分かりませんが、陸橋なども考慮しながら、また災害の避難場所への動線、あるいは物資搬入などのそういった部分の利用用途なども踏まえて、また再度補助などの取入れも含めてちょっと検討をさせていただければと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  いずれにしても教育熱心な入野町長、そして小森教育長でありますので、やはり子供たちの立場に沿ってそうした整備を迅速にお願いしたいということで、この件については閉じたいと思いますけれども、その例の体育館も避難所になっているわけでありますけれども、もう一度土手が崩れかかったんです。南側というか西側といいますか、体育館よりもプール側のほうですけれども、あそこが崩れかかったという情報も得ております。修理をしたそうでありますけれども、そういうことも実質上あったわけであります。中学校の職員などのお話を伺いますと、ぜひやはり安全な避難所として体育館を使えるようにぜひ補強、今のうちに補強しておいていただけないものかということでありますので、やはり今日ここでお話し申し上げたことについては教育現場の中学校の校長をはじめ、職員の方々とよく相談されて子供たちのために、あるいは避難所として、体育館として安全な施設にするように努力していただきたいものだと思います。 そんなことで、ちょっと時間ありますけれども、同じような質問を繰り返しているようなことでありますので、とにかく町で一つの中学校でありますから、とにかく集中して市貝町の子供たちはどなたも市貝中学校を卒業するわけでありますので、どの子供たちも安心によい環境でぜひ教育を受けさせていただきたいというお願い、要望で私の質問を閉じさせていただきます。 ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  この問題は、豊田議員が一生懸命議場で提案してくれまして質疑している問題でございますので、全部質問をされたんですが、全部答えが先細りの答えで本当に申し訳ないというふうに思っています。 私の最後の議会にもなりますので、そういう中でこの償いは先程の屋根改修については議員の先生方からも一部からちゃんと屋根をつけたらいいんじゃないかというお話も実は伺っているところでございますので、そちらはそれで教育長さんのほうで、教育委員会でちゃんと12月定例議会まである程度の工法などを検討して提案してもらうと。そしてこの通路は、全国でも珍しいんですね。体育館まで通路がないというのは。今日は生涯学習課長が欠席ですが、市貝町は公民館にエレベーターをつける時代になったと。公共施設がすごく利便性、こんなことは今まで考えられなかったんですが、私らずっと議員やったりしていましたけれども、そんな答弁もらったことないんですけれども、いよいよユニバーサルデザインでやるというそういうことになってきましたので、どうですか通路、教育長さんのほうでほかの公共事業もたくさんありますけれども、子供たちのために、先程課長も答えていましたが、屋根のある通路あたりそんなに高い話じゃないですからちょっと検討していただきまして、通路ぐらい。 質問されて答弁が何だか長寿命化計画により長寿命化計画によりでは、豊田議員さんの議会だよりのほうも寂しくなりますので、屋根つきの通路ができないかどうか検討して、前向きに検討していきますということで、それぐらいのことはできるかなというふうに思っていますし、あとは体育館。体育館は私どもも大変心配しました。東日本大震災のときに。そうしたら大貫教育長さんが大丈夫だったと。そして切土だったという話で、永山総務課長も1個下で、みんな一緒にあの頃は中学校にいたんですが、切土だったというふうに私は思っております。ブルドーザーで入りまして。それにつきましては、定期的に診断しまして、何かあった場合にはすぐ補強すると。あるいは予防措置が大事ですから、予防措置ということであらかじめ強化していくということも大事なので、これからは予防ですから予防措置という点で校長とか教育長さんとか校長会などでちょっとお話ししてもらったり、保護者も入れまして予防措置であらかじめ何かできないかどうかも含めて、この辺の経費はそんなに通路も予防対策もかかるものではありませんので、こちらのほうについては前向きに検討させていただきますということで答弁させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  質問はいたしませんけれども、今日の質問は何かこうもっと明るくて前向きな回答をいただけるものと期待をしてきたわけでありますけれども、失望しておりました。ただ、最後に町長から少しだけ明るいお話を伺ったものですから、以上で質問を全て終わりにしたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は2時5分といたします。                          (午後1時50分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは、再開いたします。                          (午後2時05分)----------------------------------- △小沢岩夫 ○議長(山川英男)  豊田功議員の質問が終わりましたので、次に9番、小沢岩夫議員。登壇。          (9番 小沢岩夫 登壇) ◆9番(小沢岩夫)  皆様、改めましてこんにちは。9番、小沢岩夫であります。 本日最後の質問者であります。いましばらくのお付き合いをお願いいたします。本日も昨日に続いて足元の悪い中を議会の傍聴に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。 ただいま議長より発言の許可を得ましたので、事前通告に基づき順次質問をいたします。 最初の質問は、建設残土についてであります。 今朝の下野新聞にも、タイミングよく、1面トップに左側の最上段に出ておりました。 まず、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流のために、多くの住宅が流され、多数の人命が犠牲となりました。被災をされた方々にはお悔やみと心からお見舞いを申し上げるものです。 この事故では、分かっただけでも23名の住民の方が亡くなり、いまだに4名の方が行方不明となっています。この現場の最上流では、県や熱海市が許可した高さ15メートル規定の建設残土が、実際には3倍以上の高さ50メートルまで埋め立てておりました。 私は本日、当市貝町内建設残土の搬入状況と今後の方針を執行部に伺います。 2つ目の質問は、町内の通学路の安全対策についてであります。 過日、千葉県八街市で下校中の児童が、悲惨な交通事故で死亡いたしました。けが人も出ております。誠に痛ましい事故でありました。 道路の事情は、経年劣化やその日の時間帯、それに本日のように当日の天気によっても変化をいたします。当市貝町では、児童や生徒を交通事故から守るためにどのような対策を講じているのかと併せて今後の方針も執行部に伺います。 3つ目の質問は、観光オンラインショップについてであります。 市貝町観光協会が、市貝町の特産品や農産物を広く知ってもらうことを目的に、22の団体が参加をして40品目を取り扱い、お任せ新鮮野菜セット、それにバーベキューセットの販売を始めたと過日の地元紙に報道されました。これは市貝町のPRが主な目的でありましょうが、これらのセットの販売目標数値を担当課長に伺います。 併せて大事なことは、見る、買う、食べる、体験する、泊まる、この5つがそろわないと、この事業の成功は難しいと思います。これらを成功するため、また、始めたのですから、今後も続けるためには、これらの条件を全てそろえることが大事です。担当課長に今後の方針を伺います。 4番目の質問は、新型コロナ感染についてであります。 国は知事の要請に基づき、本県にも3度目の緊急事態宣言を指定いたしました。県内の新型コロナ感染者は連日100人を超えて、医療崩壊目前となっています。 首都圏が中心であったこの第5波は、全国に急拡大をしており、今や完全に歯止めがかからない状態になっております。そこで、当町のさらなる新型コロナ対策と当面の方針を伺います。 また、この対策によって苦しい経営を強いられている町内の事業者に対する町独自の救済策を伺います。 以上で、私の総括質問を終了いたして、再質問は順次質問席にて行います。
    ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小沢議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、第1点目の建設残土についてご説明申し上げます。 当町では、外部から搬入した土砂等により、500平米以上3,000平米未満の面積の埋立て等を行う場合、市貝町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止等に関する条例に基づく許可を受ける必要があります。 また、3,000平米以上の面積の埋立て等を行う場合は、栃木県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例に基づく許可を受ける必要があります。 現在、当町では6名の事業者が町または県の許可を受けており、約16万立米の土砂等が搬入される予定であります。今後につきましても、条例に基づいた許可前の厳正な審査や、許可後の適正な事業実施について、事業者を指導してまいります。 なお、近年、建設発生土以外に汚泥などを石灰で固めた混入土と思われるものが散見できるという現場からの通報などを踏まえまして、隣接市町と同じような環境にある隣接市町と連携しながら、さらに厳しい対応をしてまいりたいと考えています。 次に、2点目の通学路の安全対策については、教育委員会所管ですので、教育長が答弁いたします。 続きまして、第3点目の観光オンラインショップについてお答えいたします。 まず、オンラインショップにつきましては、議員のご質問の中にありましたように、本年4月より「いちかい観光オンラインショップ」の名称で開設したところでございます。 このホームページを閲覧してもらうことにより、まずは、市貝町はどんな町なのか、町を知ってもらう、興味を持ってもらう一つのきっかけとなるよう町のPRの一翼も担っているほか、町内の農産物や加工品の知名度向上、事業者の販路拡大、売上げ拡大を目的に観光協会が開設いたしました。 現在、個人、事業所合わせて24名の方に登録いただき、トマトや特別栽培米などの農産物、菓子類や菊花炭、武者絵シャツなど43品目の商品が登録されております。 ご質問の販売目標につきましては、年間100万円の販売目標値を掲げておりますが、思うように伸びてはいないのが現状です。 今後、目標達成に向け、引き続き登録商品数の増大や町内外への広報周知に取り組む予定でございます。町といたしましても、町ホームページとリンクするなど、情報発信等の後方支援を行ってまいりたいと存じます。 また、議員ご指摘のとおり、「観る、買う、食べる、体験する、泊まること」は、観光誘客に非常に重要な要素であると認識しておりますが、充足していない部分がかなりあると認識しております。 まずは、既存の宝である、芝ざくら公園、観音山梅の里、道の駅などの観光施設、団体と協力連携し、施設やイベントの磨き上げを行うとともに、今後は新商品の開発支援や、民泊など受け入れ態勢の基盤整備をしていかなければならないとも感じています。 以上のようなことを踏まえながら、「いちかい観光オンラインショップ」を足がかりに、関係機関と連携し、観光誘客の方策を検討してまいりたいと存じます。 最後に、第4点目のコロナ感染対策について申し上げます。 1つ目の新型コロナ対策と当面の方針についてでございますが、県の新規感染者数及び全療養者数は短期間で急増し、感染拡大が県内全域に広がっている状況であります。このため、医療提供体制の負荷が高まり、8月20日からは、国の緊急事態措置区域に指定されております。 県としては、県民の皆様に対して、不要不急の外出自粛や都道府県間の移動の自粛などの要請を行い、人の流れを抑制する取組を行っております。当町におきましても、県に準じた対策を周知するため、広報の号外やホームページへの掲載、防災無線などを利用し、町民の皆様に情報提供を行い、行動変容につながる啓発を進めております。また、感染者の早期発見につなげるため、町ではPCR検査費用の助成を行っております。 当面は、コロナウイルス感染症の発症や、重症化の予防が期待できるワクチン接種を促進していき、マスクの着用や手指消毒などの基本的な感染予防対策を組み合わせた対策を実施してまいりたいと考えております。 2つ目の町独自の事業主に対するさらなる救済策についてでございますが、まず、国では売上げ減少の一定要件を満たした事業者に対し支給する月次支援金や、県においては、休業要請等に協力いただいた飲食店等への感染拡大防止営業時間短縮協力金、売上げ減少に対する事業者への地域企業応援一時金などの制度がございます。 そうした中、町では感染の拡大防止と地域経済の両立を図るため、町内事業者が感染拡大防止のための備品等を町内事業所から購入した場合に限り、10万円を限度に補助する新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策事業費補助金を本年度も実施するともに、今回の補正予算には、プレミアム率30%の商品券事業を計上させていただきました。 ご可決いただければ、感染状況によりますが、10月下旬を目途に発売し、事業者及び地域経済の回復に努めてまいりたいと存じます。 また、今後、商工会を通じ事業所アンケートを実施いたしますので、それらも参考にしながら、必要に応じた事業主へ追加施策を適切かつ迅速に展開してまいりたいと思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私からは、第2点目の通学路の安全対策について申し上げます。 児童や生徒を交通事故から守るためにどのような対策を行っているかについてでございますが、児童・生徒が安全に通学できるよう、PTA、学校、町教育委員会、道路管理者、警察等の関係機関が連携し、通学路の安全対策を推進していくことは、極めて重要なことであると認識しております。 本町では、通学路の安全確保に向けた取組を推進するため、市貝町通学路交通安全プログラムに基づきまして、道路管理者、警察、学校、町の関係部署により市貝町通学路安全対策推進協議会を組織しまして、町と関係機関とのより一層の連携強化を図っているところでございます。 推進協議会の取組といたしましては、各学校からの情報により把握した危険箇所について、現場において合同点検を実施し、情報の共有化を図り、安全に向けた対策の検討や対策後の効果の確認等を行い、危険箇所の解消に努めているところでございます。 今後の方針につきましては、千葉県八街市での下校中の小学生5人が大型トラックにはねられ死傷するという痛ましい事故を受けまして、各学校から提供された危険箇所情報に基づきまして、先日8月27日は、道路管理者や警察等の関係機関と連携をしまして、緊急合同点検を実施したところでございます。 また、8月10日には新聞にも掲載されましたように、町長や私も含め町の関係各課、そして議員の先生からも文教経済常任委員長であります荒井和一議員様、学校関係者、そして道路管理者としての県の土木事務所等々が参加をいたしまして、現地の視察を通して道路の整備課題対策について確認をする栃木道路現場検証を行ったところです。関係機関において危険箇所の解消に向けた対応策を検討し、改善に向けてこのように進めているところでございます。 今後も引き続き、関係機関と連携をしまして、早急に対応できるハード面等の対応できる対策につきまして検討してまいりたいと考えております。児童・生徒が安心して通学できるように今後とも努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  では、順次再質問をいたします。 ただいまの町長の答弁では、現在、町内で6か所建設残土の埋立て現場があるという回答でありました。 今日から4日前、一つの現場としては椎谷公民館からぐるっと横山梨園さんのほうへ曲がり込んだ山の中腹でありますが、4日前に茂木署が6名で来て、昼頃現地を確認しております。また、2日前には過積載のダンプを摘発しておりますが、私も現地、昨日も確認してきましたが、昨日も土砂の搬入をしておりました。その通路ですが、田野辺地区も今、茂木地区へ残土、同じような業者でありますが、搬入しております。その通路はいずれも県道もそうですが、当町では町道の部分が特に激しく壊れております。 担当課、建設課渡邉課長、現場確認しておりますか、伺います。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ただいまの残土埋立て現場付近の町道の破損の確認についてお答えいたします。 椎谷地区、見上地区なども含めまして残土埋立地の付近の道路の破損については、こちらにも建設課のほうにも連絡がきております。こちら建設課でも現地を確認しているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、確認はしたのであれば、業者に原状回復等の指導はいたしましたか、伺います。町道でありますので。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  業者への原状復元の指導等についてお答えいたします。 道路の破損が、そういった残土の搬送が原因で壊れている、壊れたということが確認できた場合には、事業者へ改善の指導といいますか、要請をしております。 また、椎谷地区の道路破損につきましては、これから業者のほうへ通知をしたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  じゃ、椎谷については現地確認して、業者に原状回復はお願いしたんですね。 昨日、私の隣の土地の方もおられまして、標識には5万立米搬入と記入してありました。現在、3分の1ほどは搬入してあります。それに町道との標識なども割れて転がっておりました。建設課では確認しておりますか。私は、現地で昨日確認してきました。 そういう標識等も後で町道との民地との境が分からなくなってしまいますので、それも業者の費用で全て町道の修復と一緒にやってもらうのが本当だと思いますが、建設課の考えを伺います。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  標識等の破損の状況についてお答えいたします。 標識の破損等についてのちょっと報告は、私は受けてはいないんですが、担当のほうで確認している場合もありますので、後ほど確認したいと思います。 こちらそういった土砂搬入が原因で破損していることが確認された場合には、業者のほうへ改善の修繕の依頼をしたいと思っております。 また、土地利用に関する事前協議におきまして、そういった土砂搬入の事前協議その際に道路の破損等については、そういった土砂の搬入等による道路なら道路の破損の折には原状に復するという条項を入れて協定のほうを結んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  課長ね、そこは課長、責任者が自分で行って現地を確認しないと駄目ですよ。 ここにいる人、私も議員ですが、傍聴の方を除いてみんな公僕ですから。 課長、公僕の意味分かりますか。公僕。 私も広辞苑で、昨日よく調べてきました。私も真面目に質問しているんですから、課長も直球で返してください。 公僕とは、公衆のために奉仕する人のことを言うんですよ。 市貝町においては、町民の生命・財産を守り、毎日町民が平穏な生活ができるようにする日々のために、努力をして最善をもって毎日奉仕することが公務員の仕事なんですよ。 課長、分かりますか。その木で鼻をくくったような答弁ではなくて、6か所あるなら6か所毎日自分で行く。行けないときは部下に行かせる。矢口君でも誰でも行かせてやるんですよ。 今日の新聞にも出ていたでしょう。来月中には全部調べて、目視と残土を県に報告しなければならないんですよ。分かっていますか。今日の下野新聞にも出ていたでしょう。認識していますか。明確な回答をお願いします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  先程のご質問に対してお答えしたいと思います。 建設課としまして、そういった残土処分の事業地の周辺の道路の破損については、毎週担当のほうで巡回して確認をしておりまして、そういった破損がしやすいそういったところについては、特に重点的に巡回等をしているところでございます。 町道につきましては、建設課のほうの所管になりますので、こちらで巡回等、確認等をしているところでございますけれども、残土埋立ての事業に関しましての許可等については建設課の所管ではありませんので、そちらについては私のほうからのお答えは控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  それでは、残土の担当課ということで、内容について説明をさせていただきます。 市貝町の場合ですと、平成13年7月1日からいわゆる土砂条例を施行させました。現在までに町で許可した件数でございますが、3,000平米未満の件数です。全部で27件ございました。 これは、平成13年から令和3年、今日までの数字でございます。 全部で27件。面積が、6万577.6平米です。土砂量につきましては、13万3,096.23立米です。その間に県の許可を受けて土砂を搬入した件数が、平成13年から令和3年までで11件。面積にしまして、9万4,294.43平米。土砂量が24万9,305.51立米でございます。 町と県合計しますと、件数で38件。面積にしますと約15万4,000平米。土砂量で38万2,000立米ということになります。 この中で、1件だけ土砂災害の警戒区域の急傾斜地内に盛土したケースがあります。これは町の許可で、平成26年に許可したもので、施工が平成27年度かと思われます。面積が1,097.70平米、土砂量が3,100立米ということです。 この箇所につきまして点検はしておりますが、現在までに土砂崩れ、それから土砂流出等の被害は受けていないようです。 説明は以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、今度は町民くらし課担当ということでありますので、今日の下野新聞にも出ておりますが、これは2000年ごろから2008年以降の地図を照らし合わせて、標高が以前より5メーター以上高くなったところを調査する地点となっております。 ただいまの回答の中で、この件数があるのでしょうが、これらは全て熱海の事例のように、熱海のときも1か所だけは一番下に土留めの柵がありましたが、町内の残土受入れのところには、ほとんどゼロと言っていいほど荷重に対する土留めの柵はありません。 荷重に対する措置として、今後の指導のときにこれらを業者に指導いたしますか。この点を伺います。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問についてお答えを申し上げます。 土砂で基準が現在の基準ですと、例えば盛土の高さが5メーター未満ですと、のり勾配が1割5分という規定がございます。また、5メーターを超えて10メーター未満ですと、のり勾配が緩くなりまして1割8分という基準がございます。 また、10メーターの盛土をする場合には、間の5メーターの部分に1メーターの幅で平場をつくって、排水施設をつくるような基準になっております。 現在のところ、10メーター以上の盛土につきましては、土質によっての安定計算をして、それでのり勾配を決めるということになっていますので、実際許可申請の段階でどこからどのような残土を搬入するか不明な状況で、その安定計算をすることは不可能なので、実際には10メーター以上の盛土を施工している現場は、今のところはございません。 それから、先程の町長の答弁の中で、基準を厳しくして条例改正をしていくという話がありましたが、町の担当の町民くらし課のほうでも町の土砂条例については、できるだけ早いうちに条例の一部改正をしたいと考えております。 現在、問題になっておりますのが、いわゆる改良土です。建設汚泥に石灰を混ぜて固めて、それを運搬してくるというのも一つの問題になっているかと思います。 その場合には、pH値の基準を設けまして、石灰なんかを入れて改良土にして運搬する場合には、pHが多分11とか12ぐらいになると思うんです。ですから、pH値の基準を例えば、4から9までにするとか、あとは過積載が問題になると思いますので、過積載それといわゆる箱ダンプ、土砂禁ダンプで搬入した場合には中止命令を出すとか、あとは極端な例ですけれども、県外からの搬入を禁止するとか、そういったふうに条例の許可基準を厳しくしていって、これからは規制に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、町民くらし課でよろしく対応をお願いします。 時間が少なくなってきましたので、次に移ります。 また、先程の町長の答弁にもありましたが、セメントや石灰を業者は混ぜる。これは、私も業者に伺ったんですが、水を大量に含んだ汚泥残土は、水がダンプから垂れておると警察に検挙されるので、汚泥を固めるのに今、セメントは非常に安いので、安いセメントを入れる、石灰を混ぜる、それで運んでおります。 また、一度固まったものは、ダンプを上げたときに少し段差があると、市貝町でも過日、ダンプごとひっくり返ったという事例もございます。それは向こうが悪いので。また、近くにほかの車両があれば非常に危険です。いずれにしても、適切な指導をお願いしたいと思います。 では、次の質問に入ります。 まず、通学路についての再質問に入ります。 先日の町政懇談会の折に、教育長の答弁で8月中に町内の通学路の総点検を行うとのことでございましたが、その結果報告を伺います。 できておりますか。1日だから無理かな。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの小沢議員さんからのご質問についてお答えいたします。 町政懇談会でもお子様の安全ということで、通学路の安全確保ということのお話があったということで、市貝町のほうで8月27日の金曜日です。市貝町交通安全プログラム緊急合同点検ということで開催しております。 こちらは、コロナ禍ということもありまして、現地の合同点検ということで、小学校区ごとの各小学校から出していただきました危険箇所、こちら3校ありますので3箇所現地のほうを確認してきた、点検してきたことがございます。 参加は、先程の答弁にもありましたが、町教育委員会、茂木警察署、町の道路関係の所管課である建設課、交通教育指導員さんも入っていただきました。こちらの関係者で各学校からご指摘いただいた危険箇所、こちらの3か所についての現地を確認してきました。 こちらにつきまして、点検結果については一応現地確認ということで、現地でいろいろどういった対応ができるのかということがありまして、そちらについては、現在各担当のほうに持ち帰って、最終的にはまとめた形で点検の報告という形をさせていただきます。 現状においては、現状を確認してきたということで、まだ報告書までには至っておりません。 ちなみに、今回危険箇所として指摘のあった3か所についての概要について、簡単に説明させていただきますと、まず、小貝小学校様のほうから指摘をいただいたのが、町道市塙椎谷線ということで、市塙の南側については市塙椎谷線の道路改良工事ということで、バイパスからみどりの森への団地の南側入り口の部分、改良していますが、小貝小学校はその逆に、みどりの森からの北口のところから北側に上りまして、椎谷地内の県道芳賀茂木線に至る部分の区間、ここについては圃場整備が進みまして、町道の拡幅用地を確保いただいたことから、現在の町道とまた新たにできた土地改良区の水路との間が、ちょっと余裕地ということで間が空いていたり、水路が深くなったりということで、こちらについてはガードレール、防護柵などがないので、車あるいは子供たちがそういう高さのあるところで転落のおそれがあるということでお話をしました。 こちらについては、そういった転落防止の柵ですとか、区画線をきれいに引くとかそういう施策が出ましたが、こちらについて今、まとめているところでございます。 市貝小学校様のほうからは町道僧返り線ということで、こちらは主に市貝小学校から町の福祉センターに学童で通うお子さんがかなりおりますが、そちらの通り道になっているところで、これまでも議会においていろいろ舗装要望とかいただいていた場所と絡むんですが、こちらについてやはり道路が狭い、生活道路でもあって車の通りがあるということで、こちらについては駅前の通り、そちらのほう辺りをうまく交通の区画線などを誘導して、その僧返り線のほうを通らずに学童施設のほうに行ける道ができないかということで、主に交通関係ですと区画線の引き直しとかラインとかの警戒表示、こういった部分の対応ができないかということでございました。 3か所目は、赤羽小学校様からいただいた赤羽・多田羅線。こちらは123号線から多田羅駅のほうに県道まで結ぶ町の幹線でございます。こちらについても、多田羅側については歩道とセンターラインの入った二次改良の進んでいる箇所もありますが、多田羅の立街道付近から国道123については、単線の道路で人家もあり、また車の通り抜けもあるということで、こちらについても現地に行っていろいろ方策を考えました。 こちらも町政懇談会で出ましたが、直ちに歩道とか道路拡幅が難しいということであれば、やはり区画線がちょっと現状で見えなかったところがありますので、そういったラインをはっきり描くようなこと、あと路肩の土砂を撤去して、道路を少しきれいに広く手入れをするような、そういった形の対応をちょっと考えるということで現地のほう見ております。 今回行いました合同点検の内容は以上でございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  滝田課長、ありがとうございました。 今、赤羽小の立街道や多田羅線が出ましたので、これは町長に伺います。 過日の8月2日のふれあい町長室。町長もまだ記憶にちょうど1か月前ですので新しいかと思います。これがコピーですが、そのときの11名の立街道から多田羅行きまでの父兄の方の署名、捺印、要望書がございます。 これによると、多田羅、立街道付近での交通事故や多田羅沼付近の道路の凍結による車の衝突事故が、ここ数年数件発生しております。特に、多田羅、立街道付近は見通しが悪く、ガードレールや歩道もなく、登下校の際にスピードを出している車も多く、大変危険です。それは、私も分かっております。あそこは、工業団地に抜ける抜け道になっているんです。茂木方面から来る通勤車が、朝夕は速度を上げて通るところです。 それで、スクールバスは自宅から学校までの距離が3キロと規定されておりますが、これ赤羽小に限ってです。多田羅地区に限っては、歩道やガードレールの設置が宅地の関係で難しいとのことであり、何回か役場と接触したそうであります。 子供の安全を守るためのスクールバス規定距離3キロ要件の撤廃と、スクールバスの利用を強く要望いたしますという地元の父兄からの切実な要望が出ております。 それに合わせて、これは平成28年3月29日付の教育委員会規則第7号で、市貝町スクールバスの管理及び運行規則というのも手元にございます。 これは、非常に地元の方々の切実な要望ですので、この条例は第1条から第11条まであります。この第10条に、町長もご存じだと思うんですが、「バスの運行業務等は民間業者等に委託することができるものとする」という条項が第10条にございますので、町も財政が逼迫しておる中、隣の茂木町では入札制度によりある業者に移行して、各小学校の登下校を任せております。町内でもこのような制度を取り入れる覚悟はあるかどうか町長に伺います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  小沢議員からただいま赤羽・多田羅線について、具体的にご指摘がございましたので、これについてご答弁させていただきたいと思います。 このふれあい町長室のお答えは、まだ私の手元にはきておりませんので、教育委員会のほうに振りましたが、まだ教育委員会の見解は私のほうに届いておりません。 そのような中で、私ども執行者といたしましては、よくこういう犯罪とか交通事故があると教育長さんと市長さんの見解が違って、後で市長さんがテレビで違う見解を述べるということがありますけれども、当町ではできるだけ、それは調整してからお答えしようというふうに思っています。 まず、小沢議員からご指摘があったところ、私も通ってまいりました。実際歩いてみないと分からないので、歩かれたほうが私どももここを点検する際、そのほうがいいかというふうに思っています。 私はいつも多田羅のためまで同級生がいたので、魚釣りに歩いていましたが、本当に南側が危なくて、あのまま落ちてしまうんじゃないかというふうに思っていまして、改めて意識をしてあそこを通っているわけでございますけれども、今回の危険箇所の把握抽出に当たっての文科省の観点として出されているのは、通学路の設定についてに当たりましては、歩車道の区別がない場合、見通しが悪いとか頻繁に車両が右折、左折する、ガードレールが未整備のところ、こういうところは通学路としてはふさわしくないということを言っておりますので、最終的に教育委員会のほうは執行部がお金をつけるので、非常に控えめにお金がかからないように、あるものでその中で考えられるんだというふうに思いますけれども、私どものほうは、執行部としては、命に関わることなので、お金について教育委員会で心配していただかなくてもいいのかなというふうに思っていまして、あのような道路であれば、スクールバスをしっかり通して、子供たちが南に落ちないように、飛び降りて事故を避けるというような事案も昔ありましたけれども、そういうことが切迫して急迫していますので、私どもはこの路線については、安全確保の観点からスクールバスを入れてもいいのではないかなというふうに思っていまして、これについては、ふれあい町長室の回答をまだ出していませんので、教育長さんとよく協議いたしましてスクールバスの条件について緩和できないかどうか協議させていただきたいと思います。 かつて、大貫教育長のときに、スクールバスちょっと試しに先生に「スクールバス先生どうでしょうか」と言ったら、先生あっという間にここに路線つくってきて、ぱっと持ってこられたんですね。お金あるんですかと言ったら、「いや、入野君がつければいいんだよ」と言われまして、そういうのがありましたので、すぐスクールバスは導入になりましたけれども、これも教育長さんのほうでお金あまり気にしないで、9億円というような先程のお金もありましたけれども、こちらは数百万円ぐらいでできるんでしょうから、町民の預かったお金ですので、公僕ということでございますので私どもも町民の命と財産を守るために、こういうところは少子化の中で命を守らなくちゃならないと思っていますので、この辺については柔軟に対応させていただきたいと思います。 追って、回答させていただきたいと思います。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  町長、ありがとうございました。 町長の答弁では、国の見解は歩車道の区別がない場合は通学路としてふさわしくないという、まさに多田羅の道路はこれに当てはまります。 入野町長も11月7日、町長選が予定されておりますが、過日の議会で再出馬を表明されました。今まで1期、2期、3期と日本一住人に対して優しい町政を目指している入野正明町長であります。日々奮闘されているのは、よく私も理解できます。ここは3期目の入野町長、強いリーダーシップを発揮していただいて、このスクールバス運用規定を柔軟に解釈して、多田羅地区の父兄の民意を酌み取って、この署名、捺印をした皆様の熱い期待に応えるようにお願いをいたします。 この規則は、人間がつくったものですから、今の実情に合わせて見直せばいいんです。万一、不幸にも通学路で死亡事故となれば、過日の長野県の裁判では傷害補償額2億から2億5,000万円は取られます。 通学バス1台は安いものじゃないです。今、バス業界は不況で中古バスは安いです。運転は、通学バスはたしか2種免許は不要だと思ったです。職員で2種免許を持っている方もおられますので、職員に先程私が申したように交代で運転をしていただくか、役場でバスを購入して、みどりの森は、ただいま全員登下校町営バスですが、来年も人数が増えてバスを大型に一回り大きいのに替えるや否かということもちらほら聞いておりますが、あるいは、先程の私の提言のように、茂木町同様、市貝町にもバスを持っている事業者は何人もおいでになりますので、適正な入札制度を行ってお任せをするか、どのような方向にしても、いずれにしても、死亡事故が起きれば町のイメージも悪くなります。当然、町長の評価も下がるでしょう。今、入野町長3期目で、かゆいところに手が届くような政策を最後に行っていただきたいと思いますが、町長どうでしょう。 ○議長(山川英男)  小沢議員、通告から大分外れちゃったんです。町長の所信表明と…… ◆9番(小沢岩夫)  道はそれておりますが、切実な要望でありますので。 ○議長(山川英男)  そうですか。 じゃ、町長答弁いただけますか。 ◆9番(小沢岩夫)  町長の答弁をいただけますか。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  小沢議員からこの後の日程まで言及されたわけですが、私は1期ごとに全力を尽くすということで、この期で一応締めくくりということで考えておりまして、その中で大きな仕事、自分の危機感を超えてやるような大きな事業については、今回お答えしないということで、実は庁議の中で職員にも言ってございますけれども、先程の豊田議員からのご提案もありましたが、通路とかそういう西側の点検調査とかそういうものと、さらに今あるものをよくマネジメントして安全を確保できるというスクールバスとかデマンド交通とか職員の、これは実は大貫先生と私どもでスクールバス導入に当たって、これいろいろな代替案をつくって私どもでこれを検討した経過がありまして、先程小沢議員からもお話がありましたが、何らかの手法を使って費用対効果のいいものを導入していきたいと思っています。 福井県の坂井市などは距離規制がありましたが、2キロメートル以内に住む生徒も安全確保の観点から、バスの利用の対象としていますということでお話を伺いましたので、当町も安全確保の点から命が大事ということで、今あるものの中でできるのかどうかマネジメントとして、あるいは、新たに導入すべきなのかについて、教育長が事務のトップですので、予算をつける私としてもお金にそれほど制約されないように、子供さんたちに対する思いは私よりも教育長さんのほうが強いと思いますので、一緒に協議しながらいい方向でまとめた上で、ご回答をご父兄にさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員に申し上げますが、質疑応答60分というルールの中で行っているんです。今、ちょうど時間になったんですが、ルールを遵守していただけますか。 ◆9番(小沢岩夫)  はい。 教育長が手を上げておりますので、回答をちょっと。 ○議長(山川英男)  そうですか。 小森教育長。 ◎教育長(小森祥一)  小沢議員のご質問について、私なりの考えを申し上げたいと思います。 先程町長のほうからも子供たちの命を守るために最優先をするということでお話をいただきましたので、私も先日の8月27日の緊急合同点検につきましては、実際に現地を歩きまして、その危険性というのを身に感じたところでございます。特に、話題に上がっています多田羅方面の道路につきましては、本当に狭い、しかも複数の子供たちが一斉に登校するとなると、本当に危険性が高いのかなというふうに改めて思っているところでございます。 そんな折に、私としては多田羅方面だけではなくて、例えば、市貝小学校では石下等につきましても同じような条件かなというふうに思っているんです。また、小貝地区におきましては、田野辺方面とか、そういうところも含めてスクールバスで子供たちを運行できればいいのかなと、本当にいいのかなというふうに感じておりますけれども、先程の規則等がありまして、少しずつ改善は図っていて、先程の多田羅方面も下校のときには子供たちがスクールバスを利用するということにもなっております。そういう中で、どの程度現状のバスで利用できるのか、またはバスを大型化して運搬することができるのか、または増便をしなくてはいけないのか、そこら辺も含めて人数等の検討を重ねて、費用等につきましてもこの後町長と検討を進めてまいりたいというふうに思っております。 また、先程隣町のスクールバスの運行につきまして、入札制度というお話がありましたが、本町でも実は、みどりの森につきましては、今まで上根と一緒に運行しておりましたけれども、今年度から子供たちが増えたということで2便に分けて運行をしておりまして、そのときにも入札制度で業者を決めてございます。ということで、今後も同じような方向で入札により業者を決められればなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  答弁ありがとうございました。 以上で、私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ただいまの小沢岩夫議員の質問をもって本日予定した通告者の一般質問が終了しました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山川英男)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                          (午後3時08分)...